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人を殺す道具は美しい。残念ながら。

by gogomon

人を殺す道具は美しい物が多い(残念ながら)。
日本刀にしてもピストルにしても戦闘機にしても、その姿は最低限の相手への敬意なのだろうか、シャープで無駄な物がない。
ナチスドイツと闘った連合軍は、ナチ将校を殺すと彼らの持つワルサー銃を競って奪ったという。
憎い敵の武器ではあったが、その造形に対しての尊敬があった。

今は3Dプリンターで銃が作れるのだそうだ。その設計図が出回ってしまった。
もはやパンドラの箱で、設計図は世に出回り、興味本位でせっせと世界中で作られているはずだ。
流失している基本設計では殺傷能力が無いそうだが、パッチがあてられ、殺傷能力を取り戻し、やがて誰かが死ぬだろう。

悲しいかな、その人は世界初の3Dプリンター銃によって死んだと記録される。
そして、なにより気の毒なのが、世界一醜悪なデザインの銃で死ぬということだ。
シャーさのない樹脂の不格好な銃。あー、やだやだ。

3Dプリンター銃には、最低限の尊厳がない。
あんな銃で撃ち殺されたら、化けて出てやろう。


gogomon
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